ヒトツバタゴ
公園の植栽の一角でヒトツバタゴの花が咲いていました。あたりは新緑の季節を迎えて明るい緑一色になった中で、白く繊細な花がたくさん房のようになって涼しげに風に揺れていました。ヒトツバタゴはナンジャモンジャとも呼ばれる木で、日本では自生地が対馬と愛知県から岐阜県の木曽川流域だけに隔離分布し、自生地の各県ではレッドデータブックに載せられている木です。しかし、写真の木は、他の公園樹とともに整然と立ち並んでいるうえ、このあたりは自生地から離れているので、自生したものではなく、栽培されたものが人の手で植えられたようです。樹高20mにはなるという木ですが、この木はまだ3mほどの高さしかありません。それでも枝のあちこちで白い花を揺らしていました。この木が大きく生長して花を咲かせるようになると、木全体が雪をかぶったように白い花で覆われて見事な眺めになることでしょう。ただ、そうなるには少なくともこれから数十年の歳月が必要です。


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