ララの面影

DSC_6236.JPG
ララが亡くなってからは、家にいるときはもちろんのこと、散歩するため外出したときでもハンナは寂しそうです。今日も散歩に誘うと大喜びして車に乗り込んだものの、散歩をはじめるとララと一緒に歩いたときのようなリズムに乗った歩き方ではなく、周囲を見回しながら重そうな足取りで歩き、走ろうと誘ってもその気にはならないらしく一度も走ろうとはしませんでした。そのうえ、ララとよく遊んだ場所へ来るたびに立ち止まってあたりを見回したりにおいを嗅いで、まるでララを探しているように見えました。ララを亡くした寂寥感に包まれた私の心理状態が反映してそう見えるだけではないかとも思いましたが、注意して観察していると事あるごとにララを思い出しているように見えます。これからの散歩は、私もハンナもララと一緒に歩いた公園や海辺のあちこちでララの面影を見たり感じながら歩くことになるでしょう。

1羽のアオサギ

DSC_6538.JPG
夕闇が広がり始めた海辺を歩いていると、潮をかぶる防波堤の上で1羽のアオサギが佇んでいました。この小規模な防波堤は、潮が引いたときにはよくララが先端まで歩いて行って海を見ていましたが、大潮前後の満潮時にはすっかり海水をかぶってしまいます。アオサギは満ちてくる波が足元を濡らす中で、何をしているのか長い間じっと動かずに一点を見つめて立ち尽くしていました。この夏は散歩をしても、体力の弱ったララを連れて野山を歩いたり、長い時間連れ回すわけにはいかなかったので、野鳥の写真はほとんど撮ることができませんでした。そこで、久しぶりに出会ったアオサギにレンズを向けてみました。撮った画像を見てみると、もう嘴の上部が黒味を帯びて冬羽の装いに変わってきていました。