セッカの朝食

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昇ってきた朝日が照らし始めた草はらの中を、足音を立てないように歩きながら野鳥を探していると、コスモスやセイタカアワダチソウなど丈の高い草が茂るあたりで、草の中から飛び出したりまた草むらへ飛び込んだりしている2羽の野鳥を見つけました。そっと近寄ってカメラの望遠レンズで確認してみると、セッカです。いつもは独特の鳴き声を響かせながら木の葉が風に舞うように空中を飛んでいるセッカが、草むらの中で何をしているのだろうと不審に思ってしばらく観察していたところ、1羽が昆虫を咥えて草むらから飛び出し近くの草の先端にとまりました。咥えているものをよく見ると、セスジツユムシのようです。もう1羽も同じような行動をしてツユムシらしい昆虫を嘴に挟み草の間から飛び出してきました。この草むらは、ツユムシを始めクサキリやコオロギなど秋の昆虫がたくさん生息しているので、2羽で朝の食事をしているようでした。いつもの鳴き声は聞くことができませんでしたが、餌を捕る様子を十分観察できた朝でした。

ここでララと遊んだなぁ・・・

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朝の公園内を散歩するハンナです。この遊歩道の片側は短い草が生え上部にはコナラやヤマグリの木が立ち並んでいる土手になっていて、草の実や木の実などが落ちているためそれを拾う野鳥が多く、さらにノネズミの開けた穴などもあるためいろいろなにおいがするのか、よくララが斜面を上って遊び、ハンナはいつもその後をついて同じようににおいを嗅ぎ回っていました。しかし、ララがいなくなってからは、ハンナは写真のような表情で、ララと遊んだ記憶をたどるように斜面を見て歩くだけで上っていこうとはしません。普通に遊歩道を歩いていても、これまではララに引っ張られるように後をついて活発に歩いていましたが、この頃は足取りもゆっくりとしています。そんな様子を見ていると、ララと一緒の散歩は楽しかったのでしょう。ララが亡くなってからの散歩の様子を見ていると、暑さが徐々に去って歩き易くなってきたものの、ハンナにとって散歩の楽しさが少し減少したように見受けられます。

夕映えの渚

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昨夕はいつ雨が落ちてきてもおかしくないような空模様でしたが、雨が降ってきたら帰ってくればよいというつもりで午後5時を回ってから海辺へ散歩に出かけました。それが車で走っていると西の空の雲が薄くなり徐々に切れ間がでて、海岸に車をとめたときには西に連なる山なみも見え始め、雲の間からはその山際へかかろうとする夕日も現れ、海岸一帯は明るい夕映えの光に包まれました。ただそれもほんの数分のことで、あとは残照があたりを包み刻々とその柔らかな光が消えていくに連れ夕闇が広がり始めました。写真は、そんな夕映えの光の中で渚を歩くハンナです。亡くなったララは寄せる波で濡れた渚を歩くことが大好きで、海辺を訪れるといつもハンナを誘うような様子で先に立って軽快に波打ち際を歩いていました。昨日もハンナが渚をひとりで歩く姿を見ていると、何度もその先にララがいるような気がしてしようがありませんでした。