コチドリの幼鳥
河口近くに積もった砂州の上を、数羽のコチドリがあちらこちらとせわしなく動き回っていました。堤防の上から草陰に隠れてその様子を見ていたところ、1羽が徐々に近寄ってきました。姿がはっきりと見えるようになると、コチドリ特有の前頭部の黒い帯が見えず、頭全体が灰褐色です。はじめは冬羽に変わった個体かと思いましたが、さらに近づいてきた様子を見ると、どうもこの夏に生まれた幼鳥のようでした。今年はこの河口付近の砂礫の上では何組かのコチドリの番が雛を孵したらしく、夏の間よく幼鳥が観察できました。ここは比較的人が入ることがなく、周囲も人通りがほとんどないため安心して子育てができたのでしょう。もう1か月もすればコチドリは南へ渡り、このあたりでは姿を見ることができなくなります。来年もまた飛来して、ここでたくさんの雛を育ててほしいものだと思いながら、目の前を歩くコチドリを観察してきました。



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